動物実験で確認された

脳機能改善への水素の作用

おはようございます、

管理人の野中ホルンです。

世界各国で行われた動物実験で、

とくに効果が認められている症例が

脳梗塞および心筋梗塞だと言われます。

通常、心筋梗塞を発症すると、

時間が経つほど機能回復が難しくなります。

自宅や屋外で心停止が起きれば、

AEDや心臓マッサージなどで

蘇生が行われますが、

心臓が動き出して病院に運ばれても

重篤な後遺症を引き起こす場合が

少なくありません。

蘇生により心臓が動き出すと、

血流が再開し、酸素不足に陥っていた脳に

再び酸素が運ばれますが、

このときに生じるのが活性酸素です。

そして、この活性酸素によって

脳や臓器に障害が与えられることを

心停止後症候群と言います。

実際、心肺蘇生後に回復して

社会復帰が叶う患者さんは全体の

約1割とのこと。寝たきりや昏睡状態

が続くケースも珍しくないのです。

活性酸素の害はそれほど大きいのですね。

慶應義塾大学では、水素による

心停止後症候群の治療効果を研究し、

臨床試験を実施、

その効果を確認しています。

マウスを使った動物実験では、

心停止後症候群となったマウスに

水素ガスを吸わせると、

脳機能の改善が見られたそうです。

脳梗塞の部分が半減しただけでなく

他の臓器への障害も抑えられました。

この研究成果により、水素吸入療法が

厚生労働省から先進医療Bに承認され、

実際の医療として活用される可能性が

ますます大きくなりました。

とくに水素は無害で副作用もない。

さらに大掛かりな機器も不要なため

簡便しかも安価に行えるという

まさに画期的な療法なのです。

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