悪玉ヒドロキシラジカル

を除去する水素の還元力

おはようございます、

管理人の野中ホルンです。

生活習慣病や老化現象の

大きな原因が悪玉活性酸素、

酸化ストレスであることは

前のブログでご説明しました。

病気や老化を防ぐには、

活性酸素を除去して

酸化ストレスを発生させない

ことが肝心なのです。

ところが、私たちは呼吸により

酸素を取り込みながら

生きるエネルギーを得ています。

活性酸素は常につくらているので、

呼吸をしている限り、活性酸素の

害を避けては通れないのです。

しかも、活性酸素は単なる

悪者ではありません。

「善玉活性酸素」については、

体内に侵入したウイルスや細菌、

カビなどの異物を排除する

という役割があります。

生体を維持するためには

必要不可欠なものなのです。

活性酸素は善玉と悪玉に

大別できると申し上げましたが、

さらに次の4種類に分けられます。

＊＊＊

【スーパーオキシド】

善玉活性酸素。細胞内の

ミトコンドリアが酸素から

エネルギーをつくる

初期段階で生成されます。

体内に侵入した異物を

撃退する作用があります。

【過酸化水素】

善玉活性酸素。

スーパーオキシドが体内の

抗酸化酵素SODによって

分解され無害化したもの。

体内の細菌を除去するという

作用があります。

SODで処理されないと、

猛毒のヒドロキシラジカルに

変化する恐れも。

【一重項酸素】

悪玉活性酸素。放射線や紫外線

などの刺激で発生しやすく、

皮膚や目などをつくる

タンパク質や脂肪を酸化させ、

体や細胞にダメージを与えます。

【ヒドロキシラジカル】

悪玉活性酸素のなかでも猛毒。

体内酵素で処理できなかった

スーパーオキシドや過酸化水素が

体内の銅や鉄など

金属イオンと反応して

発生する。善玉的作用は皆無で、

遺伝子や細胞を瞬時に酸化させます。

ヒドロキシルラジカルを分解する

酵素は体内に存在しません。

＊＊＊

余分な活性酸素は酸化ストレスとなり

細胞や遺伝子を攻撃し、

病気や老化の原因になります。

これらの活性酸素を水に変えて

無害化するのが「水素」です。

「酸化」と「還元」とは

一般的な化学反応ですが、

酸素を取り込んで水素を

手放すことを「酸化」と言い、

水素を摂り込んで酸素を

手放すことを「還元」と言います。

いま、体内の酸化を防ぐために

水素ガスの吸入や水素水の飲用が

医療分野でも注目されています。

体内に摂り入れた水素は

数分で体内の隅々に行き渡り

細胞に届くと同時に、活性酸素と

結びつきます。こうして水になった

活性報素は、汗や尿として体外へ

排出されるというしくみなのです。

しかも水素は、活性酸素の中でも

毒性が強いヒドロキシラジカル

のみに反応して除去するため、

副作用の心配はありません。

実験により、生理学的役割を担う

善玉活性酸素には反応しないことが

わかっているのです。

悪玉活性酸素の割合が少ない場合、

体内に摂り込まれた大量の水素は

呼気によって体外へ排出されるので

まったくの無害なのです。

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