クリーンエネルギーだけでなく

医療分野の水素研究も日進月歩

こんにちは、

管理人の野中ホルンです。

数年前にブームが起きた水素ですが、

このコロナ禍にあって

再び注目をされ始めています。

水素って、何がそんなに

すごいのでしょうか。

今回から「水素の特徴」について

シリーズで掘り下げてみます。

水素と聞くと、まず思い浮かぶのが

クリーンエネルギーですね。

水素には、空気中の含有率が

4～75％で燃える性質がありますが、

この熱エネルギーを使って

車のエンジンに活用したり、

燃料電池として家庭の

電力供給にも使われています。

水素は、燃やしても酸素とくっついて

水になるので二酸化炭素を排出しない。

地球温暖化につながらないのです。

これからは「水素社会」とも言われます。

将来的に、私たちの暮らしや産業に

無くてはならないものとなるでしょう。

エネルギーとして注目される

だけでなく、医療や美容の分野でも

水素の研究が進められています。

いまでは水素を治療に導入している

クリニックも珍しくありません。

おもには動物での臨床試験ですが、

世界中の専門機関で新たな成果が

続々と報告されています。

その大きな一歩となったのが、

2007年に発表された、日本医科大学の

太田成男教授ら研完グループによる

ある研究論文でした。

ヒドロキシルラジカル（悪玉活性酸素）

のみを消去するという水素の

抗酸化作用が示されたその内容は、

科学誌『ネイチャー・メディスン』にも

取り上げられ、世界中の研究者に

大きな衝撃を与えたそうです。

それまでは、水素が人体によい

影響を与えるとはまったく期待

されていませんでしたが、

太田教授の論文によって常識が覆され、

のちの水素ブームにつながりました。

ただし、水素の抗酸化作用は

全身におよぶため、特定の症状との

因果関係が不明瞭なのです。

どこの部位に、どのように作用したか

ということが立証できなければ

学術的に認められることはありません。

そこで太田教授ら研究グループは、

マウスの脳梗塞を水素ガスで縮小させる

という臨床試験を行いました。

それについては、次のブログで

ご紹介させていただきます。

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