脳梗塞や心筋梗塞の臨床で

水素の抗酸化作用を確認

こんにちは、

管理人の野中ホルンです。

水素の臨床試験でとくに効果が

認められている症例は

脳梗塞および心筋梗塞です。

これらの症状で血流が止まると

一時的に酸欠状態になりますが、

蘇生により再び酸素が流れ出すと、

今度は大量の活性酸素が発生。

この活性酸素の害のことを

虚血後再灌流の問題と言います。

水素研究の第一人者である

太田成男教授ら研究グループは、

脳梗塞のマウスを蘇生する際、

濃度2%の水素ガスを吸わせる

という臨床試験を行いました。

その結果、水素を吸わせなかった

マウスに比べて脳の損傷が

半分以下に抑えられたそうです。

心筋梗塞で心肺を蘇生した後、

重篤な後遺症を引き起こすという

ケースも少なくありません。

心臓が動き出して血流が再開し

大量の活性酸素が発生したことが

脳や臓器に障害を与えるためです。

慶鷹義塾大学と共同研究している

太田教授のコメントです。

「水素は善玉活性酸素には作用しない。

そのため既存の脳梗塞治療薬より

水素療法の効果は顕著で有望だ」

この研究成果により水素吸入療法を

厚生労働省が「先進医療B」に承認。

実際の医療として活用される可能性が

ますます大きくなりました。

とくに水素は無害で副作用もない。

さらに大掛かりな機会も不要なため

簡便しかも安価に行えるという

画期的な療法と言えるでしょう。

※「先進医療」とは、大学病院や

専門機関で研究開発が進められた

高度な医療技術を用いる治療法のうち

公的保険の対象にはなっていないが、

安全性や有効性が一定基準を満たしたもの。

太田教授の論文が幕開けとなり

水素の研究も世界中に広がって、

英文論文においては500～600も

発表されているそうです。

悪性活性酸素のみを除去する、

そして副作用がないという

水素の作用から、臨床試験を

進めやすいという利点も

背景にあるのかもしれません。

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