高度な進化を遂げた人類の

代償が、活性酸素の害

こんばんは、

管理人の野中ホルンです。

私たちは生命活動維持のため

食事をしたり呼吸をしますが、

口から入った食べ物は

消化吸収されて血糖となり、

細胞内のミトコンドリアに入って

エネルギーがつくられます。

と同時に、呼吸をすることで

体内に取り込まれた酸素も

ミトコンドリアでつくられる

エネルギーの原料となります。

人間の体は約60兆個の細胞で

構成されていますが、

一つひとつの細胞のなかには

エネルギーの発電機とも言える

ミトコンドリアが300～1000個

も存在しています。

あなたの体には数えきれないほどの

ミトコンドリアが存在し、

食事や呼吸から常にエネルギーが

つくり出されているのです。

呼吸で取り込む酸素の約1～3％が

活性酸素となります。

そのうちの善玉は、細胞伝達物質や

免疫機能として働く一方で、

悪玉活性酸素は、細胞を傷つけ

生活習慣病などのさまざまな疾患を

もたらす原因にもなります。

私たち人類は、進化の過程で

細胞内にミトコンドリアという

エネルギーを産生する器官を

設けたことにより、

酸素から効率よくエネルギーを

生み出すことが可能になりました。

その一方で、活性酸素の害という

問題を抱えることにもなったのです。

活性酸素は、高度な進化を遂げた

人類が払う代償とも言えるでしょう。

体内で生み出される活性酸素は

1日で自分の体重と同じほどの量が

つくられると言うから驚きです！

半分に切ったリンゴを放置すると

切った断面が茶色く変色しますが、

これは空気中の酸素に触れて

リンゴが「酸化」したからです。

これと同じように、人の体にも

酸化という現象が起こり、

老化が促されていきます。

このベースにあるのが活性酸素。

とくにヒドロキシルラジカル

という悪玉活性酸素が、

さまざまな疾患や老化現象の

ベースにあるのです。

しかも年齢を重ねるごとに

もともと体に備わった活性酸素を

除去するしくみが低下します。

こうして活性酸素の害がますます

生じやすくなり、細胞を傷つけ

病気にもつながりやすくなります。

これが「老化」という状態です。

そこで、活性酸素のなかでも

ヒドロキシルラジカルだけに

反応して除去する水素吸入は、

エイジングケアの面でも

期待が寄せられている

アプローチ法なのです。

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