水素とコロナ② 血管の炎症とは?

水素とコロナ② 血管の炎症とは?

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サイトカインストームと

陽性者が重症化するしくみ

 

 

こんばんは、

管理人の野中ホルンです。

 

 

中国湖北省の武漢市で

感染者が出たと発表されたのが

2020年1月下旬でした。

当時の症例報告によると、

新型コロナの陽性者には

その多くに肺炎が見られ、

悪化すると死に至ることも。

重症になりやすいのは、

高齢者など免疫力が弱い人や

基礎疾患を持っている人。

 

 

感染してしばらくは無症状ですが、

しだいに発熱や咳といった

風邪のような症状が出始めます。

罹患者の約8割は軽症のまま

治癒するそうですが、

約2割は息苦しさなど肺炎の

症状が現れ、そのうち1割弱が

自力での呼吸が困難になる。

 

 

その後、重症者のなかには

多臓器不全に陥ったり、

血栓による脳梗梗塞や心不全、

味覚障害や嗅覚障害、

つま先の炎症、全身の湿疹など

奇妙な症状が現れることも

報告されています。

 

 

このように鼻や口から侵入した

ウイルスは肺に到達して

呼吸器疾患を起こし、

さらに全身の臓器へ波及して

重篤化するのが新型コロナの特徴。

当初は風邪のような症状ですが、

罹患者の1~2割は急速に

深刻な症状へと進行します。

 

 

なぜ新型コロナウイルスは

全身症状を引き起こすのか。

そのメカニズムは生活習慣病の

それと同じ「血管の炎症」が

関係しているそうです。

 

 

脳梗塞や心筋梗塞、糖尿病

などの基礎疾患がある人は

慢性的な血管の炎症が

起きているわけですが、

新型コロナにかかると、

それよりもさらに激しい

炎症が血管内で起こる

らしいとわかっています。

 

 

炎症によって血管が傷つくと

そこに血小板が集まり、

血栓ができて血流が滞ります。

こうして多臓器不全となり、

全身症状が現れるという流れです。

 

 

その原因は、本来なら体を

防御するはずの免疫細胞。

侵入したウイルスと闘うとき、

免疫細胞が暴走して大量の

炎症系サイトカインを放出。

これがウイルスだけでなく

血管の細胞を攻撃するのです。

 

 

この免疫細胞の暴走を

サイトカインストーム

と言います。

くすぶっていた炎症が

どんどん火の手を伸ばし、

あっという間に全身へ

炎がまわる…そんな印象です。

新型コロナで起こる炎症は

このように急速な進行を

見せるようなのです。

 

抗ウイルス薬の研究開発という

アプローチとは別に

いま、サイトカインストームを

制御する新たな治療戦略として

抗炎症薬の臨床試験が

進められているそうです。

しかし、これも残念ながら

特効薬というわけはありません。

 

 

 

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この記事を書いた人

野中 ホルン

「パラレルライフ通信」の管理人、野中ホルンと申します。武茂千恵子さんとは、お仕事で知り合いましたが、のちにパラレルライフメソッドで人生を大きく変えることができました。そのいきさつはブログ内(ケーススタディ)でも紹介しています。東京都在住ですが、年に数回の割合で沖縄に通い続けて約30年になります。本業はフリーライター。旅行ガイドブック、園芸やペット関連のムック本、スポーツ・ビジネス・ファッション・健康や心理学系の月刊誌、テレビ番組やタウン情報などの週刊誌、企業PR誌や会報誌、チラシやパンフレット、企業のフリーペーパーなど、幅広いジャンルに対応しています。

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