ボディワークのケーススタディ①

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チャクラの詰まりをもみほぐし

感情のブロックの解放する

 

 

パラレルライフのホームページを見て、沖縄までセッションを受けに来られたNさん。高校生の娘さんと2人暮らしのシングルマザーです。

パートの仕事にはやりがいを持てず、娘との関係もうまくいかず、親兄弟とも疎遠になって「自分など何の価値もない人間だ」という強い自己否定感に苛まれていました。

 

一見すると自由奔放なように見えるNさんは、子どもの頃から我慢することが当たり前の生き方をしてきました。

「自分がいま我慢をしている」という自覚すらありません。その観念はとても根深く、彼女の潜在意識には「我慢することは美徳である」との刷り込みがされているようでした。

 

ときには、物事に耐えることでその状況をバネにし、「なにくそ!」と自らを奮い立たせてエネルギー転換することもあったでしょう。そうでないと、ヘナヘナと崩れ落ちてしまいそうな自分がいるのです。

 

 

 

さっそくボディワークを行うと、

Nさんの第1~第5チャクラと

連動する腹部のポイントは非常に固く、

軽く押すだけで痛みがありました。

これまでの人生が苦悩の連続だったこと、

能力の開花をあきらめていることなどが

メッセージとして浮上してきたそうです。

とくに「愛」をテーマとする

第4チャクラのポイントを押した際に、

「7歳で大きな悲しみを体験している」

ことがわかりました。

Nさんにたずねると、ちょうど7歳の頃に

母親をガンで亡くしたと言います。

私は、次のメッセージを読み取りました。

 

私に、我慢と忍耐の賞状をください。

どんなことにも耐える自信はありますし、

何よりもこれまでずっと耐えてきました。

こんな私を、どうか表彰してください!

 

瞬間、私の目から自然と

涙があふれ出てきました。

これまでずっと耐え続けてきた

Nさんの苦悩の日々が

胸に迫ってきたからです。

また、「賞状をください」という

ユーモラスな表現は、

その苦悩をおちゃらけて

受け流そうとするNさんの

キャラクターそのものでした。

 

強がりな性格のあなたは、

自分が耐え忍んでいるところを

人に見せまいとしていますね。

素直に泣くことを自分に許さない。

つらく苦しいことが当たり前だと

思い込んでしまっているんです。

 

そんな私の言葉を聞いたNさんは、

堰を切ったように号泣し出したのです。

Nさんは、幼少期の出来事を

ずっと引きずったままでした。

「母親を死なせてしまった」という

後悔の念が、知らず知らずのうちに

強烈な負のエネルギーとなり、

自分自身をがんじがらめに

縛りつけていたのです。

感情を押さえ込むことが

当たり前のようなクセが

ついたのもそのせいでした。

 

 

 

 

自分を表現することが苦手で、

自分は無価値だという

思い込みがあるようです。

やりたいことを見つけても

「私にできるわけがない」

とすぐにやる気を打ち消し、

行動には移さない。

そんな彼女は、なかば諦めた

人生を送っていたのです。

 

しかし、ボディーワークを通じて、

「亡き母は、私のことを責めていない」

ことが腑に落ちたそうです。

長い間とらわれてきた負のエネルギー

から解き放たれた瞬間でした。

岩石のように凝り固まった感情は、

ポロポロと崩れて砂となり、最終的には

風に舞い上がって消滅したのです。

 

私たちの魂には、前世を含む

すべての情報が刻み込まれています。

潜在意識にアクセスすれば、

その情報を引き出すことができます。

私は最後に、アマテラスからの

メッセージをお伝えしました。

 

あなたはようやく、自分がいかに

大切な存在であるかを知る時がきました。

それを自覚して、羽ばたくのです。

羽ばたきなさい。あなたの中から、

過去の痛みはすべて捨て去りなさい。

 

そのとき、白いドレスを着た

ギリシャの女神が、オリンポスの頂上に

立っているイメージが浮かびました。

すると、「もう、準備はできています」

という表情で天を仰ぎ、

まさに羽ばたこうとするNさんの

姿がギリシャの女神と重なったのです!

希望にあふれた瞳で両手を広げ、

前向きに人生をとらえはじめたNさん。

今後、彼女の能力は

どんどん開花していくでしょう。

すべては自分次第。怖れることなく、

天命の道を突き進んでほしいと願いました。

 

セッションを終えて、

「体が軽くなり、気分がすっきりした」

との感想を述べられたNさんは、

ひと皮むけたようなその表情から、

明らかな変化が見られました。

彼女のように、ほとんどのクライアントは

出口の見えないトンネルをさまよいながら、

いよいよ自分と向き合う準備が

できたというタイミングで、

私の元を訪れます。

引き寄せられるように出会うのです。

私は常に「宇宙は完璧だ」という

ことを実感させられます。

いま目覚めようとする方に対し、

大いなる存在はベストな

タイミングでギフトを与えてくれるからです。

 

この記事を書いた人

武茂千恵子

1950年1月7日生まれ、沖縄県那覇市首里出身。 琉球大学教育学部卒業後、中学校教員、塾経営、書店店長、小学校補充教員を経て、平成10年よりパラレルライフを設立し、現在に至る。 【パラレルライフ】は、武茂千恵子が平成10年にはじめました。   一生懸命にやっているのに報われない、人生がうまくいかない、衣食住に不自由しているわけではないけれど、幸せだと自分自身で感じられず、何かあせっていたり、満たされないなどと感じる方に、心と精神の面での癒しを行います。驚くべき効果を発揮しつつあります。

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