ボディワークのケーススタディ②

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前世療法による気づきで

根深い自己否定感が大転換

 

 

 

Nさんには、ボディーワークに続いて前世療法も受けていただきました。

パラレルライフの前世療法では、フーチを用いてクライアントの潜在意識にアクセスします。そして、リーディングにより得られた情報を、感じるままに言葉にしてお伝えするという流れです。

 

現在のNさんに必要な前世の情報は、かつて琉球の戦国時代と呼ばれていた時期に、その一生を送ったストーリー。

あるエリアを統括する首長の娘でした。正室ではなく側室の娘として生まれ、正室の激しい嫉妬に遭い、徹底的にいじめられたすえ16歳で餓死するという悲しい一生だったようです。

 

Nさんのケースでも、現世に大きな影響を与えている、前世での困難な出来事とそのときに生じた負のエネルギーがありありと浮かび上がりました。

 

 

現在のNさんに必要な

前世の情報は、

かつて琉球の戦国時代と

呼ばれていた時期に

一生を送った魂のストーリーです。

 

当時の沖縄本島は、南山(南部)・

中山(中部)・北山(北部)という

3つの小国に分かれ、

さらにそれぞれの国王から

任命された按司という首長が、

各地域の支配者として

勢力を振るっていました。

 

Nさんは北山王国の

按司の娘として誕生しましたが、

正室ではなく、

側室の子どもでした。

父親は、按司という位階を

先代から受け継ぎ、

現在は本部町にある今帰仁城を

治めていました。

 

その頃の北山王国は、

中国との交易で栄える一方、

琉球を統一しようとする勢力から

攻撃を受けるなど混乱期にあったようです。

 

父親の側室となったNさんの母親は、

「男児を生みたい」と祈りの日々を

送りましたが、その願いは叶わず、

授かったのは女児でした。

 

幼少期のNさんは、仲のいい両親のもとで

何不自由ない生活を送っていましたが、

自分が男児でなかったことへの

罪の意識を拭えませんでした。

 

按司の妻にとって「男児を生む」

ことがいかに重要であるか、

子どもながらに理解していたからです。

 

 

 

 

父親は、側室であるNさんの

母親を愛していましたが、

正室はそのことに激しく嫉妬し、

Nさん母娘をやっかんでいました。

 

やがて13歳になり、

父親の正室の一存で、

Nさんは正室の実家の次男と

結婚させられることになります。

その結婚生活は、予想通りに

つらく苦しいものでした。

姑となった正室は、

嫁であるNさんを徹底的に

いじめることで鬱憤を晴らしたのです。

 

嫁ぎ先の家族は、夫を含めて

誰一人味方はいませんでした。

嫁いでしまえば、よほどのことが

ない限り実家へは戻れません。

必死で耐えようとしましたが、

とうとう精神的苦痛がピークに。

 

食べものも喉を通らずやせ細り、

あなたは孤立状態で16歳で餓死したのです。

葬儀の場で、愛娘のやせ細った

亡骸を目の当たりにしたNさんの母親は、

深い悲しみとともに怒りが湧き上がり、

正室に飛びかかりました。

すると、正室は持っていた棒で

母親を叩き、追い払ったのです。

 

その後まもなく、母親は絶望のなかで

Nさんの後を追うように自殺しました。

前世であなたの魂が体験したことは、

自分が男児でなかった自己否定感と、

嫁ぎ先での「自分を押し殺し、

我慢する」という苦悩でした。

 

じつは今世でも、Nさんは幼少の頃に

やってきた父親の再婚相手(継母)から

壮絶ないじめを受けてきました。

前世の正室は、今世では

継母として生まれ変わり、それぞれに

同じ関係性が引き継がれていたのです。

 

幼少期のトラウマを抱えて大人になり、

継母とは形だけの親子関係を続けていた

Nさんでしたが、前世療法によって

根深いカルマが解消したことで、

ありのままの継母を受け入れる

ようになったそうです。

しかも、長年恨んできた相手に

対して愛情を示すことで、

彼女の人生は大きく転換しました。

 

人は、なかなか変わることが

できないものですが、

気づきが起これば自然な流れで

人生はみるみる好転していきます。

ボディワーク&前世療法では、

最後に個々人への祈りの言葉を伝え、

何度か唱えてセッション終了となります。

祈りの言葉のバイブレーションが

カルマを解消するカギとなり、

声を響かせることで

内側のエネルギーが流れ出します。

潜在意識に大きな浄化が起こるのです。

 

私は私の寛い愛で 

すべての人々に 

真の幸せをもたらします

 

セッションの最後、高山さんに伝えた

【カルマを解消するための祈りの言葉】

には、今世で彼女が幸せになる

ヒントが秘められているます。

祈りの言葉を唱える前と後に、

オーリングテストを行うと、

その効果を実感できるでしょう。

 

まずクライアントが右手の

親指と人差し指で輪を作り、

私がその輪を指で左右に引っ張ると、

カルマがある場合は

簡単に開いてしまいます。

ところが、祈りの言葉を

唱えた後で同じように試すと、

カルマが解消されたために

決して離れなくなるのです。

 

Nさんがそうであったように、

前世からの影響に気づき、

そのカルマを受け入れた瞬間から

滞ったエネルギーは流れ出し、

潜在意識に大きな浄化が起こります。

人はなかなか変わることが

できませんが、気づきさえ起これば、

あとは自然な流れで

人生がみるみる好転していくのです。

 

この記事を書いた人

武茂千恵子

1950年1月7日生まれ、沖縄県那覇市首里出身。 琉球大学教育学部卒業後、中学校教員、塾経営、書店店長、小学校補充教員を経て、平成10年よりパラレルライフを設立し、現在に至る。 【パラレルライフ】は、武茂千恵子が平成10年にはじめました。   一生懸命にやっているのに報われない、人生がうまくいかない、衣食住に不自由しているわけではないけれど、幸せだと自分自身で感じられず、何かあせっていたり、満たされないなどと感じる方に、心と精神の面での癒しを行います。驚くべき効果を発揮しつつあります。

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